肌の保湿を考える
お肌について
肌の役目
肌(皮膚)は、人間の体の表面をしっかりと覆い、外界からの刺激や異物をブロックし、細菌やカビを体の内部に侵入させないようにする役割を果たしています。肌の表面には皮脂膜と呼ばれるものがありますが、これは皮脂腺から分泌される皮脂と、汗腺から分泌される汗(水分)が混ざって出来たもので、人間が自ら作り出した自家製保護膜です。
これは健康な場合弱酸性に保たれていますが、これは肌の上に存在する細菌やカビの繁殖を抑えるためです。この皮脂膜の力が衰えている人は、肌が乾燥したり(肌荒れ)または敏感になる可能性があります。肌が乾燥したまま放置すると、肌のバリアが機能しない状態となり、様々な物質が吸収されやすくなります。
ひどくなると炎症を引き起こすことがあります。また、分泌された皮脂には老廃物や異物も含まれており、体に必要ない物質を分泌しながら排泄の役割も担っています。
皆さんもご存知のように人間の体の70%は水分で出来ていますが、その水分の蒸発を防ぎ、体がカラカラになるのを防ぐのも肌の役割です。さらに肌には体温を一定に調整する働きがあります。外気温が高いときは体内の熱を外に逃がす必要がありますので、汗をかくことによって皮膚から熱を放出します。
汗が蒸発する際に気化熱を奪うことで体温を下げるのです。逆に寒いときは血管を細くして血液を多く流さないように調節し、皮膚表面の温度を下げることで体温を外に逃がさないようにしています。 肌は何かに触れれば触った感覚をもちます。また熱い・寒い・痛いなどの感覚も生じます。感覚器としての機能ももっています。 皮膚は皮膚呼吸をしており、肺呼吸ほどではありませんが呼吸機能もはたしています。